本研究について

はじめに

このサイトは、東京女子医科大学と首都大学が行っている、電磁波のうち中間周波数帯電磁界(本調査では、「中間周波」と呼びます)と健康についての調査の説明をするものです。中間周波は、家庭ではIHヒーター、商業施設では盗難防止装置等に広く用いられています。私たちはその発生が今後も増えていくと思われる中間周波が健康に及ぼす影響について調べようとしています。

この研究についての説明をお読みになり、研究の内容を十分にご理解いただいた上で、あなたの自由意志でこの研究に参加していただけるかどうか、お決めください。

疫学研究(観察研究)について

それぞれの病気の危険因子は、集団におけるばく露を評価しその病気と関連があるか調査することによって明らかとなります。危険因子の解明には、病気にかかった人の過去のばく露との関係を調べる後ろ向き観察研究と、病気のない人に今後病気が発生するかを調べる前向き観察研究があります。このような集団を対象とした観察研究を「疫学研究」と言います。疫学研究は患者さんを始めとした多くの方々のご理解とご協力によって成り立つものです。

なお、この研究は、東京女子医科大学の「倫理委員会」で倫理的観点および科学的観点からその妥当性について審査を受け、倫理委員会の承認を得て実施するものです。

この研究の意義目的

中間周波は、IHヒーター、盗難防止装置(図書館ゲート含む)のほか、電気自動車や自動ロボットに対するワイアレス給電システムなど、製造業、物流業などでも普及が進んでいます。今後も産業分野だけでなく、家庭においても増えていくと思われる中間周波ですが、健康に及ぼす影響については明らかになっていません。

この研究では、同意していただいたみなさんから健康状態および、中間周波を発している機器の使用状況に関する情報をご提供いただき、中間周波の健康への影響を明らかにして、今後の施策に活かすことを目的としています。また、ご希望いただいた施設においては、図書館ゲートからの中間周波のばく露量を実際の測定から推定することで、ばく露評価の妥当性を高めることができます。

研究方法

1.

対象となる方

図書館に勤務する20歳以上の方のうち、Web質問調査票に回答できるインターネット環境があり、メールアドレスをご提供いただける方を対象とします。常勤だけでなく、パート、アルバイトの方も対象となります。

2.

研究の方法

この研究の対象となる方で、研究へのご協力に同意いただいた方には、「質問調査票」をご回答いただきます。なお、この研究にご協力いただけるか否かによって、不利益はありません。

  • 質問調査票所要時間:20分程度

    • 年齢および身体状況(身長、体重、既往歴、現病歴、自覚症状)、生活習慣(喫煙および飲酒)についてお答えください。
    • 女性の方は、妊娠・出産経験についてお答えください。
    • 現在の職場での中間周波を発する機器の使用状況、家庭でのIH調理器具の使用状況についてお答えください。
  • 「中間周波帯電磁界の健康影響に関する縦断調査」のためのばく露量測定承諾書

    • 図書館における中間周波の波源(セキュリティゲート、および再生機)の使用状況、および中間周波のばく露量測定をご希望されるかについてお答えください。
    • ばく露量測定をご希望される場合は、貴図書館の住所と担当者の連絡先および中間周波帯発生機器に関する情報を、共同研究施設である首都大学東京に提供いたします。ただし、多氣研究室で、過去に測定したことのある機器を使用されている施設には、中間周波の測定はせずに、既存のデータをお送りしてご説明させていただきますので、ご了承ください。

      ※ ばく露調査の希望は受付は終了しました。

3.

研究の内容

  • ご提供いただいた情報から、中間周波のばく露量を推定し、健康影響との関連を解析します。

  • 一部の施設では、実際にセキュリティゲート、および再生機からの中間周波を測定させていただき妥当性の検証を行います。

  • ご不明な点などございましたら、遠慮無く事務局へおたずね下さい。


    ※ ばく露調査の希望は受付は終了しました。

4.

研究へのご協力をお願いする期間 所要時間: 20分程度

研究参加にご同意いただいた場合は、質問調査票にWeb上で回答していただきます。質問調査票の内容は、健康状態および中間周波を発する機器の使用状況です。質問調査票の回答に要する時間は20分程度です。

2020年度、2021年度にも電子メールにて調査のご案内をいたしますので計3年間のご協力をお願いいたします。途中で退職された場合はその旨ご変信いただければ質問調査票への回答は不要です。

5.

研究終了後の対応

この研究が終了した後は、この研究で得られた成果を学会で発表し、社会に還元します。個別の情報の開示をご希望の方はあらかじめお知らせいただいた場合には、研究終了後情報をお知らせいたします。

6.

予想される利益と不利益 

  • 予想される利益

    本研究は職場環境と健康状態を調査するものであり、研究対象者に直接の利益は生じません。
    しかし、将来的には職場の作業環境の改善などにつながると考えられます。

  • 予想される不利益

    この研究にご参加いただく場合は、質問調査票に回答するお時間をいただきます。
    それ以外の直接的な不利益はないものと考えております。

7.

ご協力をお願いすること

この研究への参加に同意いただけた場合にご協力をお願いすることは次の2点です。

  1. 同意文書に署名し提出していただくこと
  2. 健康状態および中間周波を発する機器の使用状況に関する質問調査票に回答していただくこと

8.

研究実施予定期間と参加予定者数

  • 実施予定期間

    この研究は、(西暦)2019年4月から(西暦)2022年3月まで行われます。

  • 参加予定者数

    約600名の図書館で働く方の参加を計画しております。

その他研究に関する注意事項

  • 研究への参加とその撤回について

    あなたがこの研究に参加されるかどうかは、あなたご自身の自由な意志でお決めください。たとえ参加に同意されない場合でも、あなたは一切不利益を受けません。また、あなたが研究の参加に同意した場合であっても、いつでも研究への参加をとりやめることができます。

  • 研究への参加を中止する場合について

    あなたがこの研究へ参加されても、次の場合は参加を中止していただくこととなります。あなたの意志に反して中止せざるをえない場合もありますが、あらかじめご了承ください。
    中止する場合は、その理由およびそれまでのデータの活用方法などを事務局からご説明いたします。

    1. あなたが研究への参加の中止を希望された場合
    2. この研究全体が中止となった場合
    3. その他、事務局が中止したほうがよいと判断した場合
  • この研究に関する情報の提供について

    この研究は、中間周波を発する機器の使用状況および身体状況のご提供をうけて実施させていただくものですが、あなたの安全性や研究への参加の意志に影響を与えるような新たな情報が得られた場合にはすみやかにお伝えします。

    また、この研究に関して、研究計画や関係する資料をお知りになりたい場合は、他の参加者の個人情報や研究全体に支障となる事項以外はお知らせすることができます。研究全体の成果につきましては、ご希望があればお知らせいたします。いずれの場合も事務局にお申し出ください。

  • 個人情報の取扱いについて

    この研究にご参加いただいた場合、あなたから提供された質問調査票などのこの研究に関するデータは、一見して個人が特定できないように匿名化して管理されます。

    また、この研究が正しく行われているかどうかを確認するために、倫理委員会などが、あなたの質問調査票や研究の記録などを見ることがありますが、このような場合でも、これらの関係者には、記録内容を外部に漏らさないことが法律などで義務付けられています。

    この研究から得られた結果が、学会や医学雑誌などで公表される場合には、個人情報は、一見して個人が特定できないように匿名化いたします。この研究で得られたデータは、他の目的で使用することはありません。

    なお、この研究で得られたデータは、研究終了5年後にはすべて廃棄いたします。その際も、個人情報が外部に漏れないよう十分に配慮いたします。

  • 健康被害が発生した場合の補償について

    この研究により健康被害が起こることはありません。

  • 費用負担、研究資金などについて

    この研究における一部の研究用の検査および諸経費は、総務省の研究費で賄われます。したがいまして、ご参加いただくにあたって、あなたの費用負担はありません。なお、ご参加いただくにあたっての謝金などのお支払いもありません。

    また、この研究の研究責任者と研究分担者は、利益相反に関しても東京女子医科大学の利益相反委員会の承認を受けており、関連する企業や団体などと研究の信頼性を損ねるような利害関係を有していないことが確認されています。

  • 知的財産権の帰属について

    この研究から成果が得られ、知的財産権などが生じる可能性がありますが、その権利は東京女子医科大学に帰属します。

  • 研究組織

    この研究は以下の組織で行います。

    • 研究責任者

      東京女子医科大学医学部衛生学公衆衛生学 教授 松岡雅人

    • 研究代表者

      東京女子医科大学医学部衛生学公衆衛生学 准教授 小島原典子

    • 研究事務局

      東京女子医科大学医学部衛生学公衆衛生学内「中間周波帯電磁界の健康影響に関する縦断調査」事務局

      住所 : 新宿区河田町8-1

      電話 : 03-5919-4677

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